鎮痛薬


ここでは、頭痛や生理痛などによく使われる、痛み止めを紹介します。


イブA錠

NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)であるイブプロフェンを主剤とした、市販薬最強の鎮痛剤。病院で処方される痛み止めはNSAIDsならボルタレンが最強です。最近ボルタレンの塗り薬や、ロキソニンの塗り薬が出ましたね。
配合成分は、1錠中にイプブロフェン150mg、アリルイソプロピルアセチル尿素60mg(鎮痛、鎮静作用を持つ)、無水カフェイン80mgを含みます。
効能は、頭痛、歯痛、生理痛、咽喉痛、関節痛、筋肉痛、神経痛、腰痛、肩こり、抜糸後の疼痛、打撲痛、耳痛、骨折痛、ねんざ、外傷痛の鎮痛、解熱です。
用量は成人1回2錠を1日3回服用してください。小児へは絶対に投与しないようにしてください。 詳しくは下のアスピリン等の紹介文を読んでください。まれに、アナフィラキシーショック(服用した後すぐに蕁麻疹や胸が苦しくなったり顔が青白くなったり冷や汗が出たり息苦しくなったりすること)が起こったり、皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死症候群(高熱を伴い、発疹、発赤、水膨れなどの激しい症状が全身の皮膚や眼、口の粘膜に表れる)が起こったり、肝機能障害や腎障害、無菌性髄膜炎(首筋のつっぱりを伴う激しい頭痛や発熱、吐き気が生じる:全身性エリテマトーデスの方に多くみられます)、ぜんそくが起こったりしますので、このような症状が出た場合は医師の診察を受けて下さい。
この製剤の特徴として、吸収効率が良いため、即効性であるのが利点です。

イブA錠を服用した感想



イミグラン(Imitrex:スマトリプタン)

用法・用量・・・25、50、100mg錠を、それぞれ体格や状態に合わせて1回1錠を一杯の水で服用する(成人の場合)。もし、再び偏頭痛の発作が起こったり、あるいは2時間以上たっても、効果が余りあらわれない場合はもう1錠追加してもよい(ただし、まったく効果がなかった場合は最初の1錠のみでやめておき、医師の指示を仰ぐこと)。
1日に200mgを超えて服用してはならない(外国人の場合。日本人ではもっと少ないと思われる)。

効能・効果・・・偏頭痛発作の緩和(予防ではなく、偏頭痛の痛みを和らげるだけを目的とする)

副作用等・・・心臓、循環器に疾患を抱える方、スマトリプタンに過敏症を持つ方、脳血管障害、高血圧、MAO阻害剤、カフェルゴット、ジヒデルゴット、メテルギン等のエルゴタミン誘導体を服用している方の服用は禁忌とされています。
加えて、SSRI類(デプロメール、ルボックス、パキシル、ゾロフト、プロザック、トレドミン等)を服用されている方、心臓病のリスクファクター(高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙、家族性の心臓疾患、閉経後の女性や、40過ぎの男性)を持つ方、一過性脳虚血、レイナード症候群、肝臓や腎臓の軽度機能障害、てんかん発作を持つ方などは、投与に注意しなければなりません。
一般的な副作用としては、胸痛(医師に連絡必要)、腹部痛、動悸、息切れ、まぶたの腫れ、顔や唇、肌の荒れなど、顔の紅斑がまれにあらわれることがある。

その他・・・30日に4回を超える発作が起こった場合のスマトリプタンを服用した後の安全性は確率されていない。
保存は、2〜30度の暗い場所でよい。

解説・・・一般名称:コハク酸スマトリプタン(sumatriptan succinate)。日本ではまだ注射剤(イミグラン注)しか認可されていない、偏頭痛の画期的な薬。偏頭痛を予防する薬はいくつも発売されているが、発作が起こってから、偏頭痛の症状を改善する薬はこれが初めてである。
薬理学的には、5-HT1B及び1C受容体を刺激するアゴニストであり、トリプタン系と呼ばれるこういった化合物が、現在では大量に臨床試験されており、今後続々と登場するはずである(ゾルミトリプタン、ナラトリプタン等)。

詳細解説データ

イミグランを服用した感想



タイレノール

製薬業界日本ナンバー1の武田薬品工業が、ジョンソンアンドジョンソンと提携し、米国でもっとも売れていると言われる解熱鎮痛薬を国内で販売しはじめました。
あの強烈なCMは、みなさん脳裏に焼き付いているのではないでしょうか。
「イブさんごめんなさい、バファリンさんごめんなさい」
タイレノール自身は、1錠中にアセトアミノフェンを300mg含んでいるだけなので、解熱鎮痛効果はイブやバファリンに遠く及ばないと思いますが、アセトアミノフェンのみを含有した製品はOTCとして日本で初めてとの事で、小児への投与等ができる等、評価できる点は多いと思います。
解熱鎮痛剤は強さに比例して胃を荒らしてしまう副作用を持つので、そういった意味では確かに胃にはやさしい、生理痛や頭痛、小児の発熱等の軽めの薬剤に仕上がっています。
タイレノールには、タイレノール細粒(レモン味の白い細粒剤、11歳〜14歳用)と、タイレノール小児用(白いカプレット剤、11歳〜14歳用)、タイレノールチュアブル小児用(イチゴ味の白いチュアブル錠、5歳〜14歳用、そして本家タイレノールA錠の4種類のバリエーションがあります。
タイレノールA錠は、カプセルの形をした白と青のツートンカラーの錠剤型をしています。
効能・効果ですが、頭痛、生理痛、歯痛、のどの痛み、耳の痛み、関節痛、神経痛、頭痛、筋肉痛、肩こり痛、打撲痛、骨折痛、ねんざ痛、外傷等の鎮痛にくわえ、悪寒、発熱時の解熱を発揮します。
なお、直接販売元の武田薬品に問い合わせした所、表面のコーティングはゼラチンを用い、より飲みやすい設計がなされているという事と、なぜカプセル型の錠剤なのかという問いには、以前タイレノールのカプセルに青酸カリウムが混入されるという医療行為自体を否定するような事件があり、それ以来開けられないように錠剤タイプにし、ゼラチンでコーティングしたという返答がありました。なお、ゼラチンは、薬の苦みを防ぐという点においても有効です。崩壊性、吸収性に関しては、アセトアミノフェン単体の医家向け医薬品と同様であるとのデータも報告されています。
他の含有成分として、ラウリル硫酸塩、ソルビン酸塩、エデト酸塩、パラベン、青色1号を添加物として含みます。

タイレノールを服用した感想



ロキソニン



ボルタレン



アスピリン

海外のドラッグストアで購入しましたが、あまりの値段の安さにびっくり。欧米人がどれだけアスピリンを消費しているか如実にわかる用量になっています。ボトル状の容器に250錠も入っているのには驚愕を覚えます。成分はアスピリンが1錠中325mg配合されていて、そのほかにヒドロキシメチルプロピルセルロースとでんぷんが含まれています。用量は成人が1回1〜2錠を4時間ごとに服用し、1日12錠を越えないようにとのことです。ちなみにアスピリンは子供に投与してはいけません。アスピリン喘息や、小児ライ症候群(体の末端から腐っていく病気)、それ以外のアレルギー症状を引き起こす可能性があるので、日本でも小児への投与は禁忌になっています。唯一投与可能な症例は、小児の川崎病(原因不明の全身性炎症)のみです。
注意点は、妊娠7ヶ月以降に投与すると流産の可能性があること、アスピリンにアレルギーのある人への投与は厳禁、耳鳴りや耳が聞こえなくなるような症状が出た場合は服用を中止して医者の指示を仰ぐこと、心臓病や胃炎持ちの人への投与禁止、相互作用として抗血小板薬や糖尿病薬、リウマチの薬を服用している人は医者に相談する事などがあげられます。

アスピリンを服用した感想



Motrin

これもイブA錠と同じく、イプブロフェン含有の解熱鎮痛薬です。アメリカのドラッグストアチェーンで購入しました。1錠中イプブロフェン200mgを含有し、非活性成分としてカルナウバワックス(天然成分:光沢を出すため)、コーンスターチ(トウモロコシでんぷん)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(錠剤をしっかり固めるため)、酸化鉄、ゼラチン化でんぷん前駆体、プロピレングリコール、二酸化シリコン、ステアリン酸、二酸化チタン(光による分解を防ぐため)を含みます。用量は1回1錠を4〜6時間ごとに1日6錠を越えないように服用することになっています。
効能は、頭痛、筋肉痛、関節痛、歯痛、風邪の解熱などです。
注意点として、イブプロフェンにアレルギーのある人への投与禁止、アスピリンと同様、小児への投与は厳禁、心臓に持病のある人や胃炎持ちの人への投与禁止、アルコールを慢性的に飲んでいる人への投与は医者の指示を仰ぐこと、10日以上慢性的に服用しないこと、解熱目的の場合は3日以上服用しないこと、耳鳴りや耳が聞こえなくなるような症状が出た場合は服用を中止して医師の指示を仰ぐことなどがあげられます。

Motrinを服用した感想



セレブレックス

成分名をcelecoxibと言い、新世代NSAIDSです。炎症時にだけ発現する、痛みを生じる物質があるのですが、それを作り出す酵素を特異的に阻害し、痛みを抑えます。詳しくはシクロオキシゲナーゼタイプ1とタイプ2(COX1,2)があり、そのうちタイプ1は常に存在し、胃粘膜の保護や血管の保護、拡張など様々な所に関わっているのですが、タイプ2は炎症時にのみ生体内で合成され、痛みを発生させる物質を生成します。今までのNSAIDSは1も2も両方とも活性を阻害してしまっていたので胃が荒れたりという副作用がありましたが、セレブレックスはかなり選択的にシクロオキシゲナーゼタイプ2を阻害するので副作用が軽減されています。

セレブレックスを服用した感想



ピリチノール

スマートドラッグの項参照。リウマチの治療にも使われます。



戻る