人参養栄湯

漢方製剤

【組成】

[細]カネボウ:7.5 g中(ニンジン3 g,ビャクジュツ・トウキ・ブクリョウ・ジオウ各4 g,ケイヒ2.5 g,チンピ・シャクヤク・オンジ各2 g,ゴミシ・カンゾウ各1 g,オウギ1.5 g)エキス末6.7 g

[細]コタロー:15 g中カネボウ処方エキス末9.2 g

[顆]オースギ:12 g中カネボウ処方エキス末6.9 g

[顆]ツムラ:9 g中カネボウ処方エキス末6 g

【適応】

コタロー:やせて血色悪く,微熱,悪寒,咳嗽がとれずに倦怠感が著しく,食欲不振で精神不安,不眠,盗汗などもあり,便秘気味のもの(病後又は産後の体力増強,虚弱体質)

その他:病後の体力低下,疲労倦怠,食欲不振,ねあせ,手足の冷え,貧血

【用法】 

オースギ:1日12 g,食前又は食間2〜3回に分服(増減)

カネボウ:1日7.5 g,食前又は食間2〜3回に分服(増減)

コタロー:1日15 g,食前又は食間2〜3回に分服(増減)

ツムラ:1日9 g,食前又は食間2〜3回に分服(増減)

【注意】

(1)一般的注意

(a)使用に当たっては,患者の証(体質・症状)を考慮して投与する。なお,経過を十分に観察し,症状・所見の改善が認められない場合には,継続投与を避ける

(b)カンゾウが含まれているので,血清カリウム値や血圧値等に十分留意し,異常が認められた場合には中止する

(c)他の漢方製剤等を併用する場合は,含有生薬の重複に注意する。カンゾウを含む製剤との併用には,特に注意する

(2)慎重投与

(a)著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振,胃部不快感,悪心,嘔吐,腹痛,下痢等が現れることがある]

(b)食欲不振,悪心,嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある]

(3)相互作用

併用注意:グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤[偽アルドステロン症が現れやすくなる。また,低カリウム血症の結果として,ミオパシーが現れやすくなる]

(4)副作用

(a)重大な副作用

(ア)偽アルドステロン症:低カリウム血症,血圧上昇,ナトリウム・体液の貯留,浮腫,体重増加等の偽アルドステロン症が現れることがあるので,観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い,異常が認められた場合には中止する

(イ)ミオパシー:低カリウム血症の結果としてミオパシーが現れることがあるので,観察を十分に行い,脱力感,四肢けいれん・麻痺等の異常が認められた場合には中止する

(b)その他の副作用

(ア)過敏症:発疹,発赤,掻痒,じんま疹等が現れることがあるので,このような症状が現れた場合には中止する

(イ)肝臓:GOT,GPTの上昇等が現れることがある

(ウ)消化器:食欲不振,胃部不快感,悪心,嘔吐,腹痛,下痢等が現れることがある

(5)高齢者への投与:一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する

(6)妊婦への投与:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,慎重に投与する

(7)臨床検査値への影響:投与により,血中AG(1,5-アンヒドロ-D-グルシトール)が増加する場合がある

(8)その他:湿疹,皮膚炎等が悪化するおそれがある

(9)直射日光を避け,防湿・涼所保存

【作用】 

非臨床試験 毒性 概略致死量(mg/kg)ラット♂♀:経口>16000