謎の薬剤
謎を含む薬剤を紹介します。
外用 ミクロゲン・パスタ
この薬は、ドラッグストアで購入でき、男性ホルモンであるメチルテストステロンとプロピオン酸テストステロンを含みます。大体700円/6gです。無毛症の治療に用います。
人は、眉毛より上が女性ホルモン、それより下が男性ホルモンが主に働く事によって発毛するのですが(まだ未確認の情報です)、この現象を利用することによって、無毛症の治療に用いる事を目的としたクスリであると思われます。しかし、ホルモン不足以外の原因、すなわち受容体レベルの欠損があった場合などは、効果はありません。
エスエスブロン錠
薬局で買える風邪薬です。大体800円/60錠です。かなり危険な成分を沢山含んでいます。同じ系列のクスリに、エスエスブロン液エース、エスエスブロン液L、エスエスブロン液小児用、エスエスブロン12錠(徐放性・デクサトリムの成分、塩酸フェニルプロパノールアミンを含む)、エスエスブロン顆粒などがあります。
成分は、12錠(大人1日量1日3回に分けて服用)中、リン酸ジヒドロコデイン30mg、dl-塩酸メチルエフェドリン50mg、マレイン酸クロルフェニラミン8mg、無水カフェイン90mgを含みます。
リン酸ジヒドロコデインは家庭麻薬(含有率によって規制されている)として知られているリン酸コデインと同じようにモルヒネと同様の骨格を持ち、作用も似たところがあります。しかし、もともとコデインは鎮咳薬としての作用の方が強く、
ジヒドロコデインは、ジヒドロ化した事により中枢性の鎮咳作用がさらに強まっています。ちなみに、中枢抑制作用も併せ持ちます。
dl-塩酸メチルエフェドリンは、エフェドリンの骨格にメチル基が付いた構造をしており、光学異性体(この場合は鏡像体)の混合物(ラセミ体)で配合されています。最初のdl-というのがその混合物である意味を示します。片方だけの場合は、d-あるいはl-のみです。この2つの間で作用の強さ、あるいは効果が違うかどうかは未調査です。
この成分はエフェドリンとほぼ同様に、気管支にあるβ受容体と呼ばれる所に作用し、気管支を拡張させます。同時に、やはりエフェドリンと同様、覚醒作用も持ちます。
マレイン酸クロルフェニラミンは、アタPなどと同じく抗ヒスタミン作用を持ち、アレルギーによる症状を緩和する薬剤です。例に漏れず、中枢抑制作用がありますので、眠くなります。
無水カフェインは、ここをごらんになっている方々にはもう説明する必要がないでしょう。リン酸ジヒドロコデインやマレイン酸クロルフェニラミンなどの眠気に対する防止作用を期待して配合されているもの、と思われます。
ニコチネルTTS
これは日本で初めて認可された、病院で処方される禁煙を補助する経皮吸収(皮膚に張り付ける)タイプのニコチン製剤です。バイアグラと同様、薬価基準に載っていないので保険は利きません。
喫煙の習慣は、タバコに含まれるニコチンに対する身体的な依存と、習慣による心理的な依存によるものとされています。すなわち、タバコがやめにくいのは、禁煙による離脱症状(タバコを吸いたいという欲求、いらいら感、集中力低下)が伴うことと、長い間にわたる習慣からの脱却の難しさにあります。ニコチネルTTSは1日1回皮膚に張ることにより、ニコチンが体内に吸収されるように設計されており、禁煙時の離脱症状を一時的に軽減して喫煙を容易にすることを目的としています。
このクスリは、1日1回貼り替えて下さい。なお、このクスリの使用は2ヶ月間で終了することを目標とし、10週間を越えて使用しないで下さい。
ニコチネルTTSは、3種類(30cu、20cu、10cu )あり、サイズが小さくなるにつれてニコチンの量が少なくなります。30(4週間)→20(2週間)→10(2週間)とニコチンの量を徐々に減らし、最終的にニコチネルTTSの使用もやめます。
ニコチネルTTSの使用期間中は、タバコを吸わないで下さい。もし、このクスリを貼っているときに喫煙すると、体内に過量のニコチンが摂取される可能性があり、頭痛、めまい、吐き気などの副作用があらわれるおそれがあります。また、タバコを吸わない人がこのクスリを貼ったとときも、体内に過量のニコチンが摂取されたときと同様の副作用があらわれる恐れがあります。
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ニコレットガム
とうとう日本でも市販されるようになったニコチン含有の禁煙補助ガム。ただし、薬局で薬剤師との対面販売が義務づけられている医薬品です。
用法・用量は、1日4〜24個を目安に、それぞれの喫煙状況に応じて量を調節し、重度依存の場合12個からはじめ、1ヶ月程度で1週間に1日量を一つずつ減らしていき、3ヶ月を目安に中止するというプロセスを取ります。
用法が普通のガムとは違い、一番注意しなければならない点ですが、まずうらの紙シールを取り除き、ガムを押しだします。そして口に含み、15回程度噛んでピリッとした味がしたら、歯茎と頬の間に味がなくなるまではさんでおき、ニコチンを吸収させます。この噛んで挟んでを30〜60分程度繰り返した後、所定の場所に捨てるという事になります。(ニコチンの放出を緩徐にするため、制御用の成分を含んでいます)
注意点として
1.1回1個、1日の最大使用量は24個を超えない事
2.タバコを吸うのを完全にやめて使用する事
3.コーヒーや炭酸飲料を飲んだ後、しばらくは本剤を使用しない事(吸収が不完全になる可能性がある:ニコチンは弱アルカリ性で良く吸収されるため、コーヒーや炭酸飲料、アルコールと併用すると吸収率が低下する)
4.口の中にスプレーするようなものと併用しないこと
禁忌について
1.非喫煙者(吐き気、めまいなどがあらわれる事がある)
2.すでに他のニコチン製剤を使用している人
3.妊娠又は妊娠していると思われる人
4.重い心臓病を有する人(3ヶ月以内に心筋梗塞、重い狭心症、あるいは不整脈と診断された方)
5.急性脳血管障害
6.本剤の過敏症
7.あごの関節に障害がある人
8.授乳期間中の人(母乳に以降し、乳児の脈が速まる事が考えられる)
9.本剤を使用中あるいは使用直後にはタバコを吸わない事
10.6ヶ月を越えて使用しないこと
副作用として
口内炎、のどの痛み、はきけ、嘔吐、腹部不快感、胸焼け、食欲不振、下痢、発疹、発赤、かゆみ、頭痛、めまい、思考減衰、眠気、どうき、胸部不快感、胸部刺激感、顔面潮紅、顔面浮腫、気分不良等があらわれる場合があるので、こういった場合は医師又は薬剤師に相談すること
含有成分について
ニコチン2mg、イオン交換樹脂、D-ソルビトール、D-ソルビトール液(70%)、グリセリン、ポリイソブチレン、エステルガム、グリセリン脂肪酸エステル、炭酸カルシウム、マイクロクリスタリンワックス、ジブチルヒドロキシトルエン、バニリン、香料を含有する
ニコレットガムを服用した感想
タバクール
これは粉状で、タバコの先につけてからタバコに火を付けると、ニコチンをビタミンの一種であるニコチン酸に変えてくれるというシロモノです。ちなみに、味がいくつかあります。ニコチンのほとんどをニコチン酸に変えてくれます。