覚醒作用のある薬剤

ここでは、中枢覚醒作用のある薬剤を中心に解説していきます。ただし、覚醒作用のある薬剤の大量連用は中枢神経系に多大な影響を及ぼし、まれにですが後遺症が残る事もあります。使用には最大限の注意を払い、自己責任でお願いいたします。


アドラフィニル

スマートドラッグ系参照



モダフィニル

スマートドラッグ系参照



カフェイン含有医薬品


カフェインの詳しい説明はこちらへ
カフェインは手頃に使える覚醒作用のある薬です。コーヒーやお茶などの嗜好品にも含まれている事からも分かる通り、作用は眠気を覚ますのが主です。ただ、コーヒーなどにはカフェイン以外にキサンチン系化合物(カフェイン、テオフィリン、テオブロミンなどの事です)や、胃を荒らしてしまう成分が入っているのはご存じでしょう。コーヒーは食後、というのは、そういった理由があります。カフェイン自体でも胃は荒れますが・・・。
ここでは、純粋にカフェインを含んだ医薬品を紹介していきます。
カフェイン含有医薬品は、覚醒作用を強めたり、副作用防止のために様々なビタミン等が添加されている製品が多く、個々の違いが明確で分かりやすい点が利点ですね。


カーフェソフト

今はあまり見かけなくなったカフェイン含有の錠剤。20錠入りで450円くらいだったと思います。この薬の非常に良い点は、錠剤なのにチュアブルのように口の中で溶かしてから飲み込める、つまり水がいらない所です。この手軽さから、私はかなり愛用していました。昔は「水なしで飲めます」と添付文書に書いてあったのですが、この間手に入れたカーフェソフトの添付文書には書いてありませんでした。どうやら添付文書が改訂されたようです。
主成分は、1錠中にカフェイン93mg(コーヒー一杯分のカフェイン量に相当)です。
なお、カーフェソフトは発ガン性の疑われる(最近では、そうでもないようです)サッカリンを含んでいますので気を付けて下さい。

カーフェソフトを服用した感想



エスタロンモカ錠

元祖カフェイン剤といえば、このエスタロンモカでしょう。今はドリンク剤のような、液体状で吸収速度の速いエスタロンモカも出てきています。
錠剤は24錠入りで350円程度でしょう。これは前述のカーフェソフトよりも値段的にはお得です。しかもカフェインのほかに、硝酸チアミン(ビタミンB1)が入っており、相乗効果を狙っている点も好感が持てます。ちなみに一錠中に無水カフェイン100mgと硝酸チアミン5mgを含んでいます。
なお、エスタロンモカは変異原性の疑われる酸性タール色素である赤色3号を含んでいます。

エスタロンモカを服用した感想



エスタロンモカ12

エスタロンモカが新しくなったこの製品は、ビタミンB1、B6、B12がカフェイン100mgとともに入っていて、従来のエスタロンモカとは(気持ちだけ)ちょっと違うようです。しかし、何のためにこれらのビタミンが入っているのかは不明です。おそらく副作用軽減と作用増強を狙っているものと思われます。それ以外に、服用間隔が6時間に延長されていたのが気になります。従来は4時間以上開けてからもう一回飲むように指示が書いてあったのですが、この製品はそれが6時間になっていました。しかも、従来のエスタロンモカよりも値段が1.5倍ほど高く、20錠入りに変更されていました。大抵一箱450円くらいで売っています。

エスタロンモカ12を服用した感想



カフェロップ

これは一風変わったカフェイン含有医薬品です。なんとキャンディー状になっていて、一箱にパックされたスティックが三本入っています。スティック一本にはキャンディーが4粒入っていて、一箱で12粒になります。12粒でカフェインを500mg含有していて、これが一日最大量であると記載されていますが、他の製品と比較してずいぶんと多めに設定してあるので不思議です。
値段も比較的安く、一つ198円で売っていました。しかし、カフェインの含有量から計算すると実は一番割高である事が・・・。ただ、まったく水なしで飲めて、しかも舌下からの吸収も期待できる点は好感度アップでしょう。さらに、勉強で疲れた頭にブドウ糖をカフェインと同時に補給できるという点においても好感が持てます。

カフェロップを服用した感想



カフェクール

この製品はカフェインが100mgと、副作用予防と思われる塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)が入っています。たぶん末端神経炎防止?でしょう。しかし、たった六包しか入ってないのにカーフェソフトと同じ値段というのはちょっと・・・。しかもなぜか顆粒状で、水が無いもちろん飲めません。一回一包となっていますが、最近では売っている所が少なくなってきました。

カフェクールを服用した感想



タウロポン

最初に断っておきます。この薬は効きます。効きすぎてちょっと不安になったりしますが、あんまり連用しなければ大丈夫、でしょう。
私がいつも利用している安い薬局で、3本500円という破格の値段で今でも売っています。普通は2本で900円位する筈です。
ドリンク剤と同じ形態の液体状で、1回1本を飲みます。成分は一本中にカフェインが150mgに、ビタミンCとパントテン酸、クエン酸、ミックスコーヒー浸出物が含まれています。
しかし、その中で一番気になるのが内服液ヘルツゲンという成分です。「ヘルツゲン」とは、牛心臓抽出物質、 つまり代謝活性剤との事。(この情報は読者の方からメールで教えていただきました!ありがとうございました。)
すなわち、カフェインによる心拍数増加による心臓への負担をヘルツゲンで軽くするよう考えて作られた製剤であることがわかります。

タウロポンを服用した感想



ポンツシン内服液

1本500円ほどで売られているカフェイン含有のドリンク剤です。。カフェインとゴオウチンキが主成分です。その他の成分は、カフェイン入りドリンク剤と大差ありませんでした。売っている薬局が少ないようです。

ポンツシン内服液を服用した感想


エフェドリン「ナガイ」錠

L-塩酸エフェドリンを1錠中25mg含みます。大体30錠入りで380円程度でしょう。
このクスリはカフェインなどと違い、副作用などについてかなり詳細に書かれた添付文書が付いてきます。それだけ、注意して服用しなければならないと言うことになります。服用量は、1回1錠〜2錠を1日100mgを超えない範囲で服用します。1回の最大服用可能量は50mgです。
最高血中濃度到達時間が約1時間40分なので、カフェインと比べると作用の発現がかなり遅く、今すぐ必要だという時には向きません。しかし、血中濃度持続時間が長く、約7時間ほどあり、50mgで4時間くらいは作用を感じていられますので、長時間の覚醒が必要な場合は都合がいいです。

服用禁忌として、エピネフリンやイソプロテレノール、ドパミン等を投与されている方が上げられます。これらの方は、上記の薬剤の作用が強く出過ぎてしまう恐れがあるためです。さらに、MAO阻害薬やカフェインとの併用も併用注意になっています。MAO阻害薬との併用は上記の禁忌とダブりますが、カフェインやテオフィリンのようなキサンチン誘導体やステロイド剤、利尿剤と同時に投与すると、血清カリウム値が低下(原尿からの再吸収を抑制するため)し、心臓などの機能に影響を与えることがありますので注意して下さい。
なお、エフェドリンの本来の目的は気管支喘息の治療ですので、あまり誤った使用法をすると気管支喘息患者に迷惑をかけるおそれがありますので各自注意してください。

エフェドリンを服用した感想



目覚まし系の総評

やはり市販薬の一位はタウロポンでしょうか。きっとどんな人が飲んでも効くと思われますが、副作用に注意した方がいいでしょう。。というのも、これらのカフェイン含有薬品は、飲みすぎると必ずといっていいほど頭痛がします。それも、勉強なんてやってられなくなるほどのものがきます。これは連用しても同じ事が起きます。というのは、カフェインの血中半減期はかなり長いので、連用するとどんどん体内に溜まっていってしまうから。これを避けるために、なるべくなら、しばらく使った後一、二日程度休みを置いて、また始めるといい。そうしないと、飲んだ後すぐに頭痛に襲われるおそれがりますので。あと、もう一つの副作用として、多尿になるという事があげられます。おそらく尿が出過ぎてしまうと、体内の水分が減ってカフェインの相対的な濃度が上がってしまい、副作用も出やすくなると思われるのでなるべくカフェインを服用中は、水分を多めに取るべきです。ちなみに二位は僅差でエスタロンモカでしょうか。カーフェソフトも捨て難いですが、安さ爆発なのでエスタロンモカに軍配が上がりました。しかし、この二つはいい勝負をしていると言えるでしょう。



カフェインとスマートドラッグの併用について

カフェインの覚醒作用意外の薬理作用としては、末梢血管及び心臓の冠血管を拡張させる作用と、逆に脳の血管を収縮させる作用、心拍数、心収縮力増加作用(これらはホスホジエステラーゼ阻害作用に起因)、アデノシン受容体遮断作用、延髄呼吸中枢刺激作用、骨格筋からカルシウムの遊離を促進して、骨格筋の収縮力を強める作用、その他サイクリックAMPの増加に伴う諸作用等が上げられます。あと、まだ不確定ですが、カフェインの中枢興奮作用はノルアドレナリンの遊離を介しているらしい事も上げておきます。
これらの作用をふまえた上で他のクスリとの相互作用を考えていくと、ヒデルギンやビンポセチンの様な脳血管を拡張させる型のスマドラと併用する場合、それらの作用を減弱させてしまう恐れがありますが、かわりにカフェインの副作用である頭痛(脳血管収縮作用に起因:逆に、カフェイン禁断性頭痛というカフェインがないと頭痛がする方もいます)などを軽減させる作用としても使うことができます。これは使用目的によって使い分けて行けばいいでしょう。あまり意味はないと思いますが・・・。
それ以外の、俗にアッパー系と呼ばれるアドラフィニルやモダフィニルとの併用は、よりこれらのクスリの作用を強める方向に働く(ノルアドレナリン受容体へのフィニル系薬物による直接作用及びカフェインの作用に起因)ので、それぞれが少量で済みます。ですから、過量投与に気を付けなければなりません。血管収縮作用が強く出過ぎる可能性が否定できないので(アドラフィニルやモダフィニルはαアドレナリン作動性なので、血管を収縮させる方向に働く事があります)、その辺は注意願います。
その他のスマドラとの併用は、上記の薬理作用から推測して各自試してみて下さい。なお、グレープフルーツとカフェインの併用でカフェインの分解が阻害され、作用が強まり持続する事が分かっています。ただし、結局のところ過量投与と同じ事が起こってくるので、併用にはなるべく慎重になって下さい。



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