
個人的には、このクスリの主作用ではない、神経終末から神経伝達物質を叩き出す作用だけに論点を絞った場合、その効果には驚く事があります。
その作用というのは、覚醒作用はもちろん、ややカフェインよりもドパミン系の作用が強いので、自然とやる気を起こさせてくれる事です。なお、エフェドリンの作用というのは、シナプスからの神経伝達物質遊離促進作用及び受容体への直接作用の二通りがあります。すなわち、ただ受容体を刺激するだけでなく、その受容体に本来くっつくべき物質を叩き出してくれる作用をも持つのです。
ただし、覚醒剤も同様の作用を持ちますが、叩き出すという事は、叩き出された分だけ神経伝達物質がシナプスに補給されなければ本来の力を発揮できないという事に他なりません。
ここで、効かないからといって量を増やすのは非常に危険な事がお分かりでしょう。最悪の場合、錯乱、幻覚などの症状に見舞われる事になりかねないので警告しておきます。
副作用として、個人的に発疹、脱力感(筋肉になぜか力が入らなくなる)、口の渇きが感じられました。脱力感や口の渇きは、飲むと必ず感じられる副作用なのでもう慣れましたが、発疹や精神錯乱が生じた場合、すぐに服用をやめなければならないでしょう。
他に、血圧上昇、心悸亢進、頭痛、頭重、振戦、不眠、めまい、発汗、神経過敏、悪心・嘔吐、食欲不振、排尿困難、不安などの副作用があることを覚えて置いた方が良いと思います。これらの副作用は、1回に100mgなど大量のエフェドリンを服用すると、比較的高頻度に起こりうる減少です。
食欲不振の副作用を応用し、デクサトリム等のダイエット薬のように食欲を抑える効果も狙うという使い方もあります。
個人的には、50mgを服用するとデクサトリムと同等か、それ以上の食欲減退を感じたのでこれはかなり有効だと思われます。ただし、くれぐれも頓服で服用し、どういった目的に使うのであれ連用してはなりません。
本来、エフェドリンは気管支拡張薬(気管支のβ受容体を刺激することで、気管支を広げる作用による)なので、覚醒作用を狙って飲むと、必ず気管支が拡張し、鼻の充血も取れ、呼吸が楽になる事も良い点の一つでしょう。アレルギー性鼻炎の方などには、結構良いかも知れませんね。
この気管支拡張という作用を応用し、カラオケをうまく歌うという実験を行ってみましたが、これがかなりイケる!
うまく息を吐き出せない、吸えないような状況だと、非常に有効に効果を発揮してくれます。おそらく他の気管支拡張薬でも同様の効果はあるでしょうけれども、覚醒系でこういった作用を持つクスリは少ないでしょう。