用法・用量・・・1日1カプセルを朝に服用
効能・効果・・・ビンポセチンの効果+アセチルコリン系賦活作用による脳機能改善作用
副作用等・・・ほぼビンポセチンと同様と考えられます。低血圧の方や妊婦には使用しない事
その他・・・日本語でスマドラを扱っている、あの有名なchikaraの製品。
解説・・・1カプセル中にビンポセチン10mと、中国のコケ(Huparzia serrata)から取れたフーパージンというアセチルコリンエステラーゼ阻害作用を持つ成分を50mg配合し、いちいちアセチルコリン系賦活作用を持つピラセタムと併用する煩わしさを軽減しようと作られた製品のようです。その他に、セルロースとゲラチンを含んでいます。ちなみに、日々の効果は実証されていない&FDAからの承認は受けていないなどと書いてあり、妖しげな面も持ち合わせているので、使うのには多少ためらいを持たざるを得ません。
基本的には後述するアセチルコリンエステラーゼ阻害薬の塩酸ドネペジルと同じ作用を狙ったものだと思います。
ブルーベリー・イチョウ
用法・用量・・・1日2錠を2回に分けて投与
効能・効果・・・脳機能、目の疲れの改善等
副作用等・・・特に報告されていません
その他・・・少し値段が高いのが玉にキズと言ったところでしょうか。
解説・・・これは、一般の薬局で売られている健康食品の一つです。2粒当たり、ブルーベリーエキス100mg、イチョウ葉エキス60mgを含有し、これが一日量として書かれています。原材料名は、ブルーベリーエキス、イチョウ葉エキス、茶の素、ビタミンC、還元麦芽糖、ショ糖脂肪酸エステル、アラビアガム、セラック、炭酸カルシウム、ゼラチン、植物ワックスであり、ブルーベリーエキスには、アントシアニン配糖体と呼ばれる、疲れ目などに良い成分が含まれ(なぜ目によいのかは未調査)、イチョウ葉エキスはスマドラにもなっているほど有名な脳血管拡張作用や脳代謝改善作用を持ちます。
イチョウの葉エキス(大豆レシチン・DHA配合)
用法・用量・・・1日4錠を1日2回に分けて服用
効能・効果・・・脳循環代謝改善作用
副作用等・・・特に報告されていません
その他・・・特になし
解説・・・市販されているイチョウの葉エキスでは最高品質である事を保証します。しかも、イチョウの葉エキスだけではなく、大豆レシチンやDHAなど、イチョウの効能を増強させる成分も配合されており、とうとう日本もここまで来たかと思わせる一品となっています。ただし、やたら値段が高いのが難点ですが。
DHA・EPA
用法・用量・・・1日0.5〜1.5gを目安に症状に応じて摂取する。効果は1〜3ヶ月ほどしないと現れない。
効能・効果・・・脂肪酸のバランス維持。脳細胞保護作用。欠乏症の場合、アレルギー症状や攻撃性の改善。
副作用等・・・特になし
その他・・・随分有名になった脂肪酸。魚を多く食べる人には無縁のサプリメント。
解説・・・DHA:ドコサヘキサエン酸、EPA:エイコタペンタエン酸の略です。DHAは血液脳関門(blood brain barrier:BBB)を通りますが、EPAは通りません。
DHAもEPAも脂肪酸の一種ですが、脂肪酸には沢山の種類があり、リノール酸、γ−リノレン酸、アラキドン酸、α−リノレン酸、パルミチン酸、ステアリン酸・・・などなど、良く聞かれる名前かと思いますが、大別して2つに分類できます。一つはn−6系と呼ばれるリノール酸、γ−リノレン酸、アラキドン酸など、2つめはn−3系と呼ばれるα−リノレン酸、エイコタペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などです。ここで言いたいのは、どの脂肪酸が良いというわけではなく、このn−3系とn−6系のバランスが大事であるという事です。脂肪酸は、脳の神経を保護するミエリン梢という膜を構成したり、プロスタグランジン類(アレルギーの原因にもなりうる)という生体成分を構成する上で、生体に必須なのですが、このバランスがうまく取れていないとアレルギーの原因になったりします。そこで、厚生省はn−6系とn−3系の比率を4:1にするのが良いという通達を出しています。n−3系とn−6系は、それぞれ代謝される過程で拮抗するので、DHAやEPAを効かせたいならば、なるべく含量の高い、50%以上の製品(n−6系のリノール酸などが沢山入っていると拮抗してしまって意味がないので)をサプリメントとして摂取する事をお勧めします。
ちなみに、ビタミンEやギンコ・ビロバなどとの併用で相乗効果を生みますのでおためし下さい。
アリセプト(塩酸ドネペジル)
用法・用量・・・1日1回3mgから開始し、1〜2週間後に5mgに増量(初期投与量は治療用量ではなく、体に薬を慣れさせるため)
効能・効果・・・アルツハイマー型痴呆症の進行抑制(進行を止めたり、治癒させる効果はない)
副作用等・・・失神、心ブロック、心筋梗塞、消化性潰瘍、肝障害、脳血管障害、突然死など
その他・・・これはスマートドラッグとして安易に使用すべき薬ではなく、どうしてもアルツハイマー型痴呆の進行が止められず家族が困っているような状態の老人に投与する薬であります。副作用もかなり強く(10.5%の発生率)、海外の業者が売っていたりしますが、若年者の投与は避けるべきだと考えます。ただし、若年性アルツハイマー症候群には使用されます。