プロリンタン(Katovit)

用法・用量・・・通常1日2〜3錠を朝1〜2錠、昼1錠服用

効能・効果・・・集中力向上(カフェインの主作用と同様)

副作用等・・・てんかんや心血管系疾患のある患者には投与厳禁です。なお、夕方以降、寝る前の投与は不眠を生じるので避けて下さい。

その他・・・あまりメジャーな薬ではないので情報が少ないのが欠点です。

解説・・・セルケアでしか売られているのを見たことがないクスリ。カフェインの代用として位置づけられており、カフェインで発生する利尿作用(尿量が多くなってしまう)がないのが長所であります。インフルエンザや風邪などにかかった後、素早く集中力、食欲、やる気などを回復させる事に主眼が置かれてると説明書きには記述されています。MEDLINEなどで論文を検索すると、かなりの覚醒効果があるような事が書かれていますので乱用は危険です。どんなクスリも乱用は危険ですが。
この物質は、フェニルアラニンから合成され、体内では代謝されてオキソプロリンタンになり、主に尿中に排泄される事が分かっています。記憶力は向上するようですが、カフェインと同様、他の精神機能はあまり向上させません。睡眠を取る前までプロリンタンが残っていると、最初のREM睡眠の開始を遅らせ、全段階におけるREM睡眠を減少させるので、夕方以降の投与は避けた方がよいと思われます。
化学名は、1-{α-propylphenethyl}-pyrrolidineです。

イデベノン

用法・用量・・・1日2〜3錠、135mgまで。2〜3回に分けて食後に服用。アルツハイマー型痴呆症の患者には1日450mgまで

効能・効果・・・脳循環代謝機能改善作用、心機能改善作用

副作用等・・・嘔吐、下痢、発疹、興奮、振戦、幻覚、頭痛、眠気など

その他・・・日本で処方されていた脳代謝改善薬の一つ。有名なのが「アバン」等。補酵素Qという生体内物質があるが、それから誘導された物質。補酵素Qがフリーラジカルを発生させてしまうという欠点を克服したクスリである。ミトコンドリアの電子伝達系(体のエネルギーを作るところ)を活性化させ、エネルギー利用能を効率化する効果がある。

解説・・・上記のフリーラジカル捕捉効果により、脳や、あらゆる臓器をフリーラジカルから保護し、血液の粘性を低くして循環をよくし、心臓病から保護し、脳における神経伝達物質のレベルを上げ、記憶力を改善し、抗うつ効果を持つという初期のスマドラーなら知らない方はいないであろうスマドラ。どんな薬にも共通して言えることですが、沢山飲んでも沢山効果があがるわけではなく、逆に副作用が多く出てしまうのはイデベノンに関しても同じですので注意して下さい。

フェニトイン

用法・用量・・・スマドラとして使用する場合、1日25〜50mgまで。体の大きい方や、効果の出ない方は1日100mgまで服用可能

効能・効果・・・神経活動の集中化、安定化

副作用等・・・多めに服用するとありとあらゆる副作用が出るので初心者にはお勧めできない。よく歯を磨かないと歯肉が増殖してきたり・・・。血液障害、腎臓障害、肝臓障害、めまい、頭痛などが代表的。併用する薬剤にも注意が必要で、ジスルフィラム、イソニアジド、パラアミノサリチル酸、クマリン系抗凝血薬などと併用すると血中濃度が相互に増加する。アセタゾラミドと併用するとビタミン不足に陥る。エトスクシミド、テガフール、フルコナゾールなどのアゾール系薬はフェニトインの分解を抑制し、血中濃度を増加させてしまう。テオフィリンの血中濃度を減少、他のてんかん薬と併用すると、血中濃度のバランスがうまくとれなくなるのでやめた方がよい。なお、アルコールも当然ながら併用は厳禁である。

その他・・・日本ではてんかんのクスリとして有名。しかし、てんかんを治療するほどの量を飲むと、逆にアタマが悪くなるのでやめておいた方が無難。

解説・・・神経の過剰な活動を抑制し、安定化させる事でスマドラ的作用を発揮する。ビタミンB12を消費してしまうので、かならず併用する事。マルチビタミンを摂取しておくのをお勧めしたい。

ピリチノール

用法・用量・・・リウマチの治療とスマドラの両方として使用する場合、1日600mgを服用。

効能・効果・・・リウマチ疾患の治療と脳の老化防止。

副作用等・・・肝臓や腎臓に障害のある方は服用してはいけません。

その他・・・特になし

解説・・・ピリチノールは脳内へのグルコース取り込み量を増加させ、伝達物質の量を増加させます。体内でフリーラジカルの発生を防ぐ作用も併せ持ち、体の筋肉細胞をフリーラジカルから保護し、ピラセタムと併用することでスマドラ的相乗効果が得られます。

ピカミロン

用法・用量・・・1日3錠150mgを3回に分けて服用。1日6錠まで増量可能。精神的、肉体的疲労を和らげるには2ヶ月は続けて服用する必要がある。うつ状態の治療の場合、4錠を2〜3ヶ月以上服用する事。頭痛の場合、1日2錠服用する事

副作用等・・・頭痛やふるえ(大量投与時に生じやすい。一般的に、ほとんど副作用のない薬である)

その他・・・あまりメジャーなスマドラではない。

解説・・・ロシア製の、脳虚血部への血流上昇作用により、脳循環代謝改善作用や抗不安作用をもたらすクスリです。ビンポセチンの様な視覚機能改善作用も持ち合わせています。
なお、ピカミロンはピラセタムより効果が高い事も証明されており、大脳皮質の血流量を増加させ、赤血球変形能を改善する事により、末梢の微少循環も改善させます。
化学名はN-nicotinoyl-γ-aminobutyric acid(N-ニコチノイルGABA)といい、GABAの誘導体です。GABAよりも血液脳関門(blood brane barrier:BBB)を通りやすく、脳への移行も良好です。吸収も体内分布も早く、Tmaxは0.23時間、代謝物は主に尿中に排泄され、半減期0.51時間、バイオアベイラビリティ(生物学的利用能:どれだけ体内に吸収されるかの指標。100%なら、飲んだ薬物がすべて体内に移行する事を表す。)は種差はありますが60〜80%前後です。